【Side美咲】
大ちゃん遅いなぁー…
どうしたんだろう?
「悪い!遅れた」
「全然大丈夫だよ!それに待ち合わせの時間決めてないし(笑)」
「じゃあ、帰ろうか」
「うん!」
「そう言えばそのメイク優にしてもらったろ!」
「そうだよ~!けど、なんで分かったの?」
「丸わかりだっつーの!美咲より優の方がメイク上手いもんな(笑)」
「どうせ私は下手ですよーだ!ってか、優と比べんのやめてよね~恥ずかしい!」
「優は確か、母親がメイクアップアーティストで父親が理容師だっけ?」
「そうなの、スゴいよねー…。だから優も上手くなってさぁー…、あぁ!比べないでほしいー!!」
「悪い、悪い!(笑)けど、まぁ朝のメイクも美咲なりに上手かったぞ?」
「本当…?」
「あぁ(笑)」
「よし!今日の晩ごはんは大ちゃんの好きな料理をしてあげよう~♪(笑)」
「あれっ?今日もお母さんお父さん残業?」
「そうなの。今日も2人とも深夜2時に帰ってくる。だからまた私の手料理だけど、我慢してね?(笑)」
「おぅ!(笑)」
「赤嶺…美咲…」



