箱庭の螺旋-はこにわのらせん-

「さて、君はベリルに戦術を教える者だから全てを話さなくてはならない」

「はあ……」

 口を開いたベルハースの顔を見上げる。

 聞いている事を確認すると、ベルハースは男の前に椅子を移動させて腰掛けた。

「君にとっては、とても信じがたい事かもしれんが今から話す事は全て事実だ」

「はい」

 妙に慎重な言葉を使っている事にブルーはいぶかしげな表情を浮かべた。

 一体、これから何を話すのだろうか?

「まず、天才少年だというのは嘘だ」

「え、はい」

 驚きながらも応えた男を確認し、理解出来るように崩した言葉を使いつつ説明していく。