箱庭の螺旋-はこにわのらせん-

「警報を鳴らせ!」

「ブルー教官? どうしたんです」

 勢いよく入ってきたブルーに警備員は怪訝な表情を浮かべる。

「敵が来るぞ」

 ブルーは荒い息を整えながら監視カメラを注視する。

「異常はありませんよ。外には警備兵がいますし」

「それを突破されると何故思わない」

「まさか。よほどの戦力でなければ、小さくても軍の隣にある施設を襲撃しようなんて考えな──」

 途端に、けたたましく警報が鳴り響き言葉を切る。

 何が起こったのかと警備員は戸惑い、ブルーを見つめる。

「来たか」

 舌打ちし、これからどうすべきかを思案した。