箱庭の螺旋-はこにわのらせん-

 マークは見つからないようにバッグにプレゼントを入れて持っていた。

 いつも持っているバッグだからか、少年は気がついていないようだ。

 部屋に戻ると、何故かベルハースたちチームのみんながそこにいた。

 さすがに全員がこの部屋に揃うのは珍しい。

「どうしたんですか?」

 無言のベリルを一瞥してマークが尋ねる。

「今日は特別なディナーを用意してみた」

 そう言ってテーブルを見せるように散らばると、中心に置かれたケーキを囲むように二人分の料理が並べられていた。