箱庭の螺旋-はこにわのらせん-


 ──マークは視察員としての職務に励むため、監視モニターを見入る。

 しっかりしないとベリルと友達でいられなくなる。

 彼を実験動物のように扱われてたまるものか。

 ベルハースたちにも任せられない。

「そろそろ終わる頃だ、迎えにいってやってくれんかね」

「え? はい」

 初めてそんな事を言われたことに首をかしげつつトレーニングルームに向かった。

 到着する頃にはベリルは通路に出ていた。

「終わったかい?」

「はい」

 ここからは自由時間だ。

 とはいえ、予習と復習をベリルは自分の意思でやっている。