──昨年と変わりない部屋は、マークの今の心情にはおよそ殺風景にも思えた。 パソコンの画面を見ていたベルハースは青年を一瞥すると再び画面に視線を戻す。 マークは室内をざっと見回し小さく溜息を吐くと監視モニターの前にある椅子に腰掛けた。 「どうだったかね」 「え、はい。まあまあです」 今日までの一年間の事を問いかけているのだろう。 だからといって友達とのパーティの事など聞きたいとは思えない。 適当に受け答えをしたマークを再度見やり、デスクに置かれた物に無表情な視線を送った。