あれから私達は帰った。

「ただいまーママー!ゴボ」

「おかえり〜!あれ?なつあ風邪?
大丈夫?熱ない?」

「うん。風邪みたい。ゴホゴホゴホ でも大丈夫だよ!
全然元気だし!だから手洗いうがいしてくるね!あ、のど飴買っておいて!」

「本当に大丈夫?病院行かなくてー。夏愛そーやっていつも
元気元気ーって言ってるけどいつも高熱だすじゃん!高熱なってからじゃ遅いんだよー!でも、のど飴買っておくねー」


「今回は大丈夫なのー!ほんとにー。みんな心配しすぎー!ゴホゴホ ってかね!クラスめっちゃ良かったのー!うーちゃんと一緒だったよ♪それで今日遊んできた☆」

「ならいいけどー。高熱だしても知らないからねー。 あら、うーちゃんと一緒のクラスだったの!よかったねぇ〜!初日そうそう遊ぶのいいけど、夜遅くはだめだからねぇー。風引くからー。」

「はいはい。わかったわかった。wゴホ
あれ?パパは?ゴホゴホまだ仕事?ってか莉玖まだ帰ってないのー?弟なのに生意気だな!ゴホゴホ」

「お父さんは今日は残業。だから遅くなるみたいよ〜。莉玖は部活なんだってー。莉玖最近頑張ってるんだって!生意気って夏愛ー少しは応援ぐらいしてやりなさいよ〜」

莉玖とは私の弟。なまえはリクト。中学3年生。サッカー部で今年は最後の中体連っていって気合入れてるの。

「残業なんだー。ゴホゴホゴホ じゃあ帰ってくるの遅くなるよね。最近なんかずっと残業じゃなーい?莉玖の事別に応援出来るけど。生意気だから応援する気なくなるの〜!弟なのになんなの。あの上から目線! ゴホ」