クラスは2-6だった
隣の席はなんと誰も居ない。
1人席。はぁ。ついてないな。
うーちゃんは窓側の前から3列目。
私は真ん中の列の1番後ろ。
なんかみんなと喋れるからかな。
うーちゃんはもうみんなと馴染んでるし
「はぁ。さみしい…」
「どーしたの!なつあ!
さみしいなんて呟いちゃって!
なんかあるならうちにいってよー!」
つい本音が口に出てしまったらしい
「あ!うーちゃん!聞いてたのー!
もぉー!さっきのは気にしないで!」
とは言ったもののなんか心にモヤモヤ
がまだある(´-ω-`)
「なんで言ってくんないのぉー!
激おこぷんぷんまるだぞー!♡
はやくいってよぉー!」
無邪気なうーちゃんは可愛いw
私とは全然ちがうな。
まぁ言っちゃえ!
「えっとね、うーちゃんは窓側の前から3列目じゃん日当たりいいし回りに友達できてるし馴染んでるし。でも私は真ん中の列の1番後ろじゃん。友達いないじゃん。話せないじゃん。だからさみしいなぁーって…」
「なーんだそんなことかぁ!別に気にしなくていいんじゃない?席替えほらもーすぐだしこれは番号順だから大丈夫だよ!」
「そ、そーだよね!番号順の事忘れてたでもぉー気にはしゃうよー!ゴホ…ゴホゴホ」
「えーなつあ今かぜー?もぉー手洗いうがいしてるー?新学期そうそう風邪はなよぉーwほんとにおバカさんだなぁー!ほらのど飴あげる!風邪直してよぉ〜?1人さみしんだからぁー!」
「あぁーごめんごめん。 ゴホゴホ
ちょっと風邪引いちゃったみたい ゴホ
今日病院行ってみるよー!ゴホ
のど飴ありがと♪」
変だなぁ。喉痛くないし。
んまぁ病院行けばいいっか!それにしてもうーちゃん女子力高すぎ!なんでのど飴なんかもってんの?!
「あ!なつあー今日遊ぶー?でも風邪で無理かぁ…」
「えっ!遊べるってー!そこまで気にしないでーゴホゴホ こんなのただの風邪だってー気にしないでー」
あぁ。なんか頭痛くなってきた…
頭痛薬家帰ってから飲も。
「ならいいんだけどー!じゃぁ遊ぼっか♡なつあとは春休みぶりだなぁー♡ってか本当に風邪大丈夫なのー?心配だよー?」
「だーかーらー大丈夫!wたしかに春休みぶりだねー!ゴホゴホ
楽しみ♡」
はぁー楽しみ♡うーちゃん可愛い!
プリとかで私地味だよね…ww
んまぁ大丈夫!うーちゃん優しいし!
私は気づいてなかった。この時もう病が私を襲っていたなんて。早く気づけばよかった…。今更後悔してもむだだよね。
