次の日。


喜田はすこし機嫌が悪いみたいだった。

朝はいつもこうだ。部活で疲れてるからかもしれない。


1時間目、2時間目…と話さない時間だけが過ぎた。


3時間目ぐらいになって、私が授業でノートを写していないのに気がついた喜田は『ノート写せよ』と一言。




やっと機嫌が良くなってきたみたいだ。



なんだかんだで私の事気にかけてくれてるんだと思ったらなんだか嬉しくなった。







そこでふと思った。





私、今日朝から喜田の事ばかり気にしてる。喜田の顔色ばかりうかがって、話しかけられたらこんなにも嬉しく感じるなんて。。。








もしかして、私は喜田の事……?