そうしている間にあっという間に時間は過ぎた。





今日、先生の気まぐれで2回目の席替えが行われる。




喜田は『別にこの席のままでいいのに…』と言っていた。私もそう思った。この席のままがいい。ずっと喜田の隣の席でいたい。そう思っていたが、現実はそう甘くはなかった。





席替えをして、
喜田とはだいぶ離れた。
しかも喜田の隣は怜ちゃんだ。
怜ちゃんは喜田とすぐ打ち解けてたし、色々厄介だ。





親友の美波とも離れたし、
私の隣は冴えない独り言ばかり言ってる不気味な男子。




本当に最悪だった。