「なぁ喜嬉?」

「ん?」

「喜嬉が着替えるとき、俺部屋の外に出ようか?」

「なんで」

「一応俺も男だし?」

「別にイイ」




え、俺…男に見られてない⁉︎




告白されたけど…。




好きって言われたけど…。




どういうこと⁉︎




「湊ならイイ」

「はい?」

「湊は私が嫌がることしない」

「おう?」

「だから安心できるから」

「お、おう…そうだな。うん、でも、他の男の前で下着姿とかになっちゃダメだぞ⁇」

「私、湊とモモ以外と接触しない」




結局、喜嬉の言葉に騙されてるっていうか…。




振り回されてるっていうか…。




納得しちまう俺って…弱い?




でも、喜嬉が俺だけに懐いてくれてるのだと思うと、ヤバイ嬉しい。




自分を表現するのが苦手な喜嬉。




周りにあまり興味がナイ喜嬉。




実は寂しがりやの喜嬉。




俺だけが知ってる弱い喜嬉。




喜嬉が俺を好きっていう事実だけで、なんか満足かも…。




喜嬉だけはずっと隣に居てくれる。




過去も未来も現在も…




ずっと変わらないものがここにある。




なんてな‼︎