…嫌だ。 と思う。 アイツの隣に居られなくなくなるのは。 知らないアイツが存在するのは。 習慣が薄れてしまうのは。 嫌だと思う。 この気持ちに名前を付けるなら、何という名前をつけるべきか。 家族愛?違うであろう。 友情?それも違うであろう。 赤の他人でもない。 これはきっと 好き。なんだ。 気づかない間にアイツを男として好きになっていた。 いや、もしかしたら、初めからそうだったのだろうか。 物心ついたころには出来上がっていた、そうではなかろうか。