目覚めれば、白い天井。

となりには、両親

「大丈夫か?」

「心配したのよ!?」

してないくせに。
そういうの本当めんどい。

「未琉っ大丈夫かよ!?」

真剣に言ってくる蓮斗…

私は、重い体をゆっくりとおこし
ノートにペンをはしらせた。

《蓮斗、ごめんね。
多分発作が起きたんだよね。
私は、大丈夫だよ?》


「なん…でこの子なのよ
私達も心配してるのに…いつもいつも
無視して…なんでこの子には!!!」


パチンッ!

痛々しい音がした。

うるさいな。早く出てってほしい。

《心配もしてない言葉いらない》

私は、親に見せた。

「な、にいってんのよ…?」

《図星?出てって》

「おい、や、めろ」

「そうよ!やめなさい!」

《お父さんお母さん、さよなら》

「…そうね…帰るわ…」

そう言ってお父さんとお母さんは、
帰っていった。

蓮斗をみると
凄く悲しい顔。

「大丈夫か?」

《うん いつものことだよ》

「そうか…お前、発作起きたんだって」

やっぱり発作かぁ。

あの、痛みは表しきれないほど
辛かったなっ

そう言って微笑む。

「可愛い。」

可愛い!?
私は、顔を真っ赤にした。

「あ!そういえばよ
お前学校いってねぇの?」

がっ…こう…

《小5から入院してるから。》

「学校行きたいと思わね?」

行きたいっ

《行きたい!!》

「先生に聞いてみよっか」

私は、元気に頷いた。


学校は、そこまで甘くなかった。