私は、一応持ってきたペンとノートを 取り出した。 「何お前、喋れねぇの?」 《うん》 この、うん って言葉をいうのも 辛くて。涙が出そうで。 「そうか!俺の部屋入れよ」 《え》 「いいだろ、行こ」 そういって強引に私の手を引っ張った。 ちょっと、えっ