「なぁ。外出前から許可もらってた。
お前と、ちゃんの向き合って話したかったから聞いてもらった。ゆうき達に。」

《そうなんだ》

私は、ウェッグを取らずに
服だけ着替えて自分の病室を出た。

「車椅子のれよ」

私は思いっきり首を横にふった。

いやだ。迷惑かけたくないもん

「はやく。」

私は、無理矢理乗らされて

蓮斗が押してくれる車椅子。
外に出れば雪が降っていてとても

綺麗だ。