12月24日。

ガラッ

病室のドアが空く。

「未流。いくぞ」

蓮斗!?

てか、どこに行くの!?

こんな、格好で。。

私は思いっきり
掴まれている手を振り払った。

「お前が誰を好きでもいい。だから
お前までいなくなんなよ。」

涙を流す蓮斗。


12歳の冬。

君の涙を拭った。