俺はそう思いながら中庭に連れてきた







「いい加減離してよ」






彼女のハスキーボイスが聞こえ
ハッとして手を離した






「あ、ごめんね」






彼女は迷惑そうにしながら






「で、あたしになにか用?」






そう睨みながら言う





そんな目で見たって
こっちが喜ぶだけってわかってんのか…?