本気の恋なんて、したくなかった。








そして、シャーペンの芯を忘れて



困っていた俺に




振り返って



「ふふっ…焦っちゃって面白い人
よかったら使って?
もう一つあるからあげるわ」




と、綺麗に笑って芯をケースごと差し出した




その笑顔に俺は恋に落ちた



恋愛なんて初めてしたわけじゃない



彼女だって何人もいたことある



だけど、こんな気持ちになったのは




潮が初めてだった