家に帰った良茅。




ニヤニヤ顔のママ。




「ちゅーした?ちゅーした?」


「ま、ママ‼︎」


「やーん、顔赤くしちゃってぇ〜‼︎」


「………」


「良月くん見てみたいわ〜‼︎今度お家に連れてきてね‼︎」




密かにママには会わせたくないな、と思ったことはこの日の秘密。




そして、あのアメ玉の袋に電話番号と一緒に入ってた二つのアメ玉を、宝物入れに大切にしまったのも。




「やーん。ママの良茅が巣立ってく〜‼︎」