「はは〜ん。さては私の私服姿に見とれてたなぁ?」 「…あほ言ってろ」 目を細め悪戯な表情を浮かべている彼女に、俺は否定も肯定もしない言葉を返す。 アハハ、と満面の笑みを浮かべているところをみると、それすらも見透かされているみたいだけど。 「ったく…。そら」 そうやって見透かされているのがなんだか悔しくて、腹いせとばかりに持っていたものを舞歌に向かって投げる。 「っと…。へー綺麗だね。新品?」 危なげなくあっさりとそれを受け取った舞歌は、興味深そうにそれを眺める。