桜の約束、桜の誓い。






「ここの隣の県」



「そっか」





県外なんだ。



これを遠いというのか、近いというのか。





「でも、サクはどうするの?」



「なにが?」



「ご飯とか、泊まるとことか…」





サク、私に伝えたいことがあるって。



それも今日じゃなくて、桜の花弁が散る前にはって。





いくら隣の県だからって、交通費とかが…。





「あぁ、それか。 それなら大丈夫だぜ。 この近くに俺の婆ちゃんが住んでるから」



「そうなの?」



「おう。 春休みの間だけ、世話になる」





そうだったんだぁ。





「もう春休みなんだ?」



「まぁな。 だから俺、私服で来てる。 亜弥んとこは春休みまだ?」



「それで私服か! うん、明後日が終了式」



「俺、もう春休み」



「ちくしょう」