サクが引っ越してから、もう1年が経つ。 時が過ぎるのは早いなと感じる。 ……サク、今年も桜がキレイに咲いてるよ。 また桜の木の下に来てよ…。 私はサクが引っ越してからも、桜が全て散るまでは毎日あの公園へ通い続けた。 当然、サクが公園に来ることはなかったけど。 それでも私は、信じてる。 またサクと桜の木の下で会えることを。 「また桜の木の下で待ってみようかなぁ……」 そう呟いて、お弁当に入っていた卵焼きを口に含む。