来年も、ここにサクがい来たらいいのに。 そのときは必ず、すぐに声をかける。 どこに引っ越したのかやメアドだけじゃない。 好きな食べ物とか好きなことだとか。 私がまだ知らないサクの好きなことやもの、たくさん知りたい。 聞けなかったこと、聞きたい。 どうかサクが来年も、この桜の木の下を訪れますように。 私は、そんな淡い期待をしたのであった。