いきなりすぎるサクの引っ越し。
明日ってことは…。
「明日からここに、サクは来ないの?」
「来ないよ」
「私、寂しいよ…」
私が俯きながらそう言うと、サクは何も言わなかった。
そうだよね。
彼女でもない女の子に、会えなくなるの寂しい、って言われても反応に困っちゃうよね…。
「俺、そろそろ帰るな」
今日はサクの方が先に帰ると言った。
きっと、引っ越しの準備をするのだろう。
まだ4時前なのにサクが帰ると言うなんて、ありえなかったのに。
「ん、分かった」
本当はもう少しサクと話したかった。
いや、少しどころじゃない。
たくさん話したかった。

