「...んっ..」
何...頭がズキズキするっ...
うっすらと見えるパイプや段ボール箱。
あれ?ここ、どこ??
少し薄暗くてよく見えないけど、誰か..いる?
体、動かない...何で...?
「あっれぇ〜?起きたぁ?」
私の顔を覗きこむ茶髪の男。
...誰?
知らない男は私の愛しい人の名前をよんだ。
「涼〜起きてる〜」
なんで?わたし、今どうなってるの?
ふらっと私のかすかな視界に入った涼は
動けない私を見ても無反応だった。
意味がわからないよ、私どうなるの?
うっすらと涙目になりながら涼の方を見る私に
涼は今までに見たこともないような冷たい視線を
なげかけた。
「本当だ。死んでなくてよかった」
そう言って私の顔を見てげらげらと笑い出す涼。
涼の後ろには3、4人の男の人。
「りょ..う...な..んで..?」
「あーあ。泣いちゃったぁ〜」
茶髪の男が私の顔を覗きこむ
いくらバカな私でも、自分がどうなるかわかった。
怖い...。
そう思うと涙がとめどなく私の頬を伝っていった。
あ、私…涼に裏切られたんだ。
「知るか。あとはご自由にー、設楽、いくぞ」
ひらひら手をふっていなくなった涼と金髪の
設楽と呼ばれた人。
しばらくして無機質な扉が閉まる音が
室内に響き渡った。
「かわいそーに、涼に捨てられて」
「でもさぁ、俺らがさ、慰めてあげるよ」
と、ゲラゲラ笑い出す男の人たち。
ぁあ、犯されるんだ
男の人たちがうつ伏せに倒れていた私に
手を伸ばし着ているものを強引に破いていく。
「ゃ..めて」
でも、私の言葉なんて誰も聞いてくれない。
「泣き顔なんてそそるなー」
そう言って私にキスをする。
体が動かないし頭もまだくらくらして
逃げれない。
もう、やめて…涼、助けてよ...
「ひっく、ぐすっ..んっ、あっ、あぁっ」
ズブズブと私の体の中に入ってくる
痛い..怖い..気持ち悪い..
そして無抵抗な私の体は男の人たちに、汚された。