☆恋しちゃったんだ☆

 愛羅SAID

 「俺さー。お前に飽きたわ。」

 「えっ・・。好きって言ってくれたじゃん・・・。」

 「バカじゃねーの?確かに顔は好きだぜ?」

 「・・・」

 「つーか、顔だけだろ。それに女よけになったしな。」

 「女よけ・・・?」

 「そぉ。俺には心から愛してるやついるからさ。」
 
 「ひどい・・・」

 「うっせぇー。もぉ関わるなよ?迷惑だから。」

 「待ってよ・・・。」

 「キモイ来るな!!ストーカー」

 「なんで・・・」

 「・・や・・た・・や」

 「ん~・・・。」

 あれ?拓哉は・・・?

 夢かぁ。

 嫌な夢見たな。

 ってか、さっき寝てた男起きたんだ。

 つーかジロジロ見んな見んな。

 「あの・・・?なんですか?」

 私は無愛想に聞いた。
 
 「あ、いや。泣いてたから大丈夫かなって。」

 珍しい、心配だなんて。

 「別に大したことないわ。ありがと。」

 また無愛想に言った。
 
 「そぉか。」

 この男、女嫌いね。

 「あなたって、女嫌いなんじゃない?」

 なんで顔してるし。

 「なんで分ったんだょ。」

 「あなたの笑顔うそ臭い。安心して?私も男嫌いだから。」

 あれれ~?

 どーしたんでしょー?笑