「ん?どうした?」
私がぽかーんと口を開けていると、先輩が首をかしげた。
「先輩だったんですか!ごめんなさい!てっきり同じ学年だと…」
私、君ずけでよんでた・・
「あーいいよ。なんかしんないけど、いつも間違えられるから」
と言って、先輩は苦笑いをした。
そーいえば、先輩って意外に童顔かも?
と、そうこう考えている内にもう日が沈んできていることに気が付いた。
「あ、もうこんな時間か。今日はごめんね、色々と混乱させちゃって」
「いいえ!お構いなく!」
「そう?じゃあバンドの詳しいことは、明日言うからまた明日ここに来てくれる?」
