「実は突然歴史の先生が高熱を出して学校を休んだ。だから、今日は6時間目も現代文をすることになった」
うわぁ~、現代文2時間もあるの??
ま、歴史は苦手だけど。
「あっ、あの…!」
あたしは勇気を出して新君に声をかけた。
勿論、眼を合わせて。
「…!何」
少し驚いた表情の新君。そりゃそうだよね…
ちゃんとお礼を言わなきゃ。
「さっきはありがとうございました。机の…こと…です……」
最後の方は口の中でもごもごしてしまったけど、眼は合わせたままだ。
「あっ、あぁ」
そう言って新君から眼を逸らされた。
あたし、ちゃんと話せたよ。

