次の日、あっという間に
時間は過ぎて放課後になった。


「 花、かーえろっ!」
「 ごめん綾ちゃん…うち委員会。」
「 あ…そーやったね!んじゃ
バイトあるし悪いけど先帰るわ!」
「 うん、また明日ねっ。」


ちょっと待ってろ、と言って
綾ちゃんは教室を出て行った。
すぐ戻ってくると、私の机に
ドン、と紙パックのイチゴオレ。


「 これやるから元気出して!」


こーゆう気が利いて、優しくて
かっこいい綾ちゃんは本当に
凄いなあって思う。



「 ありがとう!綾ちゃん大好き!」
「 ん!じゃー、またねっ 」


綾ちゃんにイチゴオレを貰って、
少し元気になった私は
先生に貰ったプリントを見ながら
委員会がある3の6を目指す。