「 はい、じゃあ今日の委員会は
終わるので、後は各自係で
きちんと進めていって下さい!解散!」
ガタガタと席を立つ音がする中
私は一人落ち込んでいた。
「 せーんぱいっ 」
「 …。」
「 先輩ってば!」
「 …なに?」
「 怒ってんの?」
…そりゃあ怒ってるに
決まってるでしょ!
後輩に先輩に見えないとか言われて
童顔だのチビだの言われ放題。
勝手に買い出し係にさせられるし…!
私が黙っていると、目の前に
後輩君のきれいな顔がせまる。
「 そんなに…嫌だった?
俺と買い出し行くの…。」
え、なに!?
そんな急に泣きそうな
悲しい顔しないでよ!
「 い、嫌じゃないよ!
一緒に頑張ろう!」
「 よし、じゃあ日曜西駅前11時ね!」
…あれ?さっきまでの泣きそうな顔は?
も、もしかしてはめられた…!?
「 日曜11時、西駅前、わかった?
じゃーねっ、大渕先輩っ 」
こいつ、なかなか手強いです。
