風にうたれながら、ふと龍毅の髪をみる


綺麗な色


龍毅のお腹に腕を回しているから分かるが


龍毅って結構鍛えてると思う、割れてるし


見た目は服で隠れているからか


それほど鍛えてるとは分からない


腕も筋肉が程よいぐらいに着いている






龍「優梨、ここか?」


優「うん、ここ」


いつの間にか家に着いていた


バイクが止まり


降りてヘルメットを龍毅に返す


優「送ってくれてありがとう」


龍「あぁ」


優「じゃあ、気をつけてね。おやすみ」


龍「おやすみ」


そう言って頭をポンポンしてくれた


龍「明日、朝10時に迎えに来る」


優「え、明日休みだよ?」


龍「あぁ、倉庫に行く」


優「ふぅん、分かった」


龍「じゃあな」


優「うん、バイバイ」


そう言ったけど、行かない龍毅


優「行かないの?」


龍「お前がちゃんと入るまで」


優「そっか、じゃあね」


そう言ってマンションのなかに入ると


エンジン音が聞こえた


案外、心配症なのかな





パスワードを打って部屋にはいる


ここのマンションは結構大きくて


セキュリティもバッチリの所


10階ある内の6階に住んでいる


部屋は3LDK


でもあたし一人には広すぎる


部屋も余ってる


まあ、あの人と一緒に住むよりかは全然いいんだけど


お風呂場へ行き


お風呂を済ませて寝る準備をする


ご飯はたまり場で食べたし


その日はすぐに眠りについた