優「うん」
その言葉が嬉しくて、すぐ機嫌がなおったあたし(←単純)
そのあとはいろんなとこへ行った
夕方になり始めた頃に観覧車を乗りに向かった
そしてゴンドラのなかに入り、景色を見る
優「スゴい、高い!」
龍「怖くねぇか?」
クスッと笑って聞いてくる
優「怖くないよ!」
子ども扱いされてるみたいだったから
ムキになって答えた
龍毅は「そうか」と言ってまた笑ってる
そんな龍毅をほっといて景色を見るあたし
少しの間、外を眺めていると
突然、龍毅が口を開いた
龍「優梨」
優「なに?」
龍「俺はお前が話したくなるまで待つ。ただ一人で悲しむな。辛いなら俺の胸で泣け」
いきなりで最初は驚いたあたしだけど
龍毅の優しい言葉に涙がでてくる
龍「分かったか?」
優「…うん」
あたしがそう答えると、あたしを自分の腕の中へと納めた龍毅
龍「泣け」
その言葉に涙腺が崩壊したかのように涙が次から次へとでてきた
あと少しで地上に着くというときに
ようやく泣き止んだあたしを
龍「もういいのか?」
と聞いてくる
優「うん。ありがとう、龍毅」
そっと龍毅の頬にキスをした

