優「迎えに来てくれてありがとうね」



龍「あぁ、当たり前だ。お前とかほっとくと絶対変なやつに絡まれると思ってたからな」


実際に絡まれてたしな。


と、まだ不機嫌そうに言う



優「ごめんね、ありがとう」



龍毅の腕を掴んで、歩いていた足を止まらせて


背伸びをして龍毅の頬にキスをした



それに驚いたようで、目を見開いてこっちを見ている



そしてニヤッと笑うと



龍「お前からキスするなんて珍しいな」



優「お礼も兼ねて、ね」



龍「だったら頬じゃなくてここにしろ」



綺麗な指で自分の唇を指す龍毅


優「こんな大勢の前じゃ無理!」


龍「あ?気にすんな」


優「気にする!帰ったらしてあげるから、今はやだ」


龍「ふーん、帰ったら、ね。覚えとけよ」


優「…………多分ね」


龍「俺が覚えとくからいいか」



そんな会話をしながら、鬼神のみんなが集まっているところへ向かった