「珍しいこともあるもんだね~…

幹部同士で喧嘩かぁ?くくくっ」






「馬鹿。面白がっている場合じゃないでしょう?

一般生徒が気絶しはじめてる」





由衣は、喧嘩が強いほうだと思う

でも、内面から潰して自滅するのが好きらしい




…そりゃあ、由衣にとってはこんな場面大好物だよな












「那留…どうする?殴り合い始まっちゃいそうだよ?」




「わかってる」






私は由衣にアイコンタクトをする




「は!?ちょっ…」







流石由衣。

長い付き合いだけあって言ったこと通じてる



私を止める声を無視して走る