龍蘭~本性を隠した少女~


未だクスクスと笑っているのをみてイラついた俺は、





「うるせぇんだよっ!このアマがっ」






また拳を振り下ろす





…が、





「やめろ」






総長の低い声が聞こえたとたん、俺の身体は固まる











ったく、何なんだよ。この女









さっき殴ろうとした時だって、ひとつも怖がる素振りは見せなかった









…変な女