龍蘭~本性を隠した少女~


「とりあえず、その頬の手当をしてからね。全く、無茶しすぎ」






コツンッ





「ごめん」







拳を私のおでこに弱くぶつける時は、由衣が心配しているという証拠。





「へへっ…心配してもらえて嬉しいな」





「なっ///心配なんてしてないわよ、別に!!」










素直じゃないんだなぁ







______________________


         _____________







喋りながら歩いているとあっという間に保健室に着いた