龍蘭~本性を隠した少女~


「すごいね、予想的中だよ?(笑」





「は!?お前本当に女かよ?」



日向は私のことなんだと思っているのだろう…












キーンコーンカーンコーン





「あっ!やば、」





ここ1ヶ月ずっと遅刻だから急ぎたかったのに


はっ!由衣は!?




「由衣~!?」




「那留の馬鹿っ!!!!また遅刻じゃない!急ぐわよ」






「うぃ!…ということで、もう会うことはないと思うしさよなら~」





そうして私は地面を蹴った



後ろで日向たちの声が聞こえたけれど、返事はしなかった