「ふふっ…面白いね、君」







まるでおとぎ話の世界から出てきた王子様のような人が話しかけてきた







…白に近い金色の髪に、色素の薄い瞳からしてハーフだろう。










「えっと…私は別に面白くなんてないよ?」







「面白いよ、十分ね。あ、僕の名前は新堂 ツバサ(しんどうつばさ)よろしくね」










「ちょっ!なんで有名な俺たちがわざわざ自己紹介なんてっ」


「だって君、俺たちのことなんて興味ないから名前知らないって感じだし?」