「……もぅ、止めて下さい…。先輩たちも…これで気が済みましたか? 済んだなら二度としないで下さい。…こんな、くだらない事、しないで下さい」





そう言うと、私はその場から早々に立ち去りたくて、被害がないカバンを掴んで先輩たちの横を擦り抜けて行った。



…正直、先輩たちの横を通り過ぎる時は、何かされるんじゃないかって、ドキドキとしながら歩いていたけど何もされなくてホッとした。








今は昼休憩だけど、関係ない。





私はそのまま学校の外へ出ていけれる校門へと歩き出す。