帰ると、



彩芽が、半泣きになっていた。


「さっちゃん…お腹…空いたよ…」




「彩芽!!落ち着いて…私が作るから…で、理紗は…?」



「理紗、風邪引いたの。ご飯は食べたけど、熱が下がらないの…」




「わかったわ。取り敢えず彩芽のご飯からね。」



サッと野菜炒めと餃子をつくり、



理紗がいる部屋へ。