暴言吐かれてるのに、どうして切なくなるんだろう。
悲しいとか、怒りとかそういう感情じゃなくて。
やるせなくて、切なくて苦しくて。
ソウタと居るとあたし、苦しくなるんだよ。
「ーーなぁ、春。」
ハッキリした声で、あたしを真っ直ぐに見たソウタがあたしの名前を呼んだ。
いつぶりだろう。正面からきちんと名前を呼ばれるのは。
そんなことを考えながら、俯き加減だった顔を上げる。
「なんで俺と居ると泣きそうな面すんだよ?なんかあんなら今言えよ。今しか聞かねぇからな」
やっぱりなにかを堪えるようなソウタの瞳。あたしはきっとその切なそうな瞳の理由を知りたかったんだよ。

