「あるよ、熱いしさっき雨に濡れたじゃん」
「ねぇよ」
「ブス?」
「…おちょくってんのか」
「まさか。心配してる」
「……寝る」
呆れたような、怒ったような。
体調がやっぱり良くないんだろうか。
食べたお皿を片すとさっさと部屋に戻って行った。
なぁんであんなツンツンしてるのかね。
心配してるだけなのに。可愛くないやつ。
それでもやっぱり心配なあたしは血は繋がってなくてもあいつのれっきとしたお姉ちゃんだ。
部屋のドアをコンコンと叩く。
もちろん返事はない。
「ソウター?開けるよー?」
すりおろしたリンゴを持って中に入ると、スースーと寝息が聞こえてくる。

