まだまだ川杉と寄り添うには時間が掛かるかもしれないのに、待っててって言ってしまった自分に少し自己嫌悪した、帰り道。



川杉はいつもの調子、いやいつも以上にマシンガントークをかましてくるから、楽しい帰り道だったのは確かで。



家の前まで送ってくれた川杉は満足そうに「また明日な」って言って、来た道を戻って行った。



あたしも川杉の背中に手を振って、姿が見えなくなるまで見送った。



家に入ろうとカバンの中の鍵を探してると、


こっちの方向に向かってくるバイクのエンジン音をぼんやりと聞きながら、ソウタが帰ってきたんだと悟った。