「観覧車に乗りたいから、付き合って」 「…ハイハイ」 呆れ半分でそう返事すると、一瞬川杉がムスッとした表情をした。それを見て笑ったあたしを川杉の優しげな瞳が捉える。 パッと目を逸らしてしまう嫌な感じのあたしだけど、川杉の表情は変わらない。 その表情を見て大切にされてると感じてしまうのはあたしの自惚れだろうか。 しばらく電車に揺られて、着いた先は遊園地。最初はジェットコースターに乗ったりクレープを食べたりしてて、それから日が暮れると川杉が乗りたいと言った観覧車に乗り込んだ。