背中に全部腕を回して、身長差が15cmぐらいあるソウタを思いきり抱き締めるあたし。 そんなあたしをソウタは無理矢理引き剥がそうとはしない。 あたしの背中に腕を回す訳でもないし、あたしを離そうとする訳でもない。 それがなんだか逆に泣きそうになる。 「……ソウタ」 「………離せよ」 ソウタの言葉を無視してぎゅうと力を込めて抱き締めると、ソウタの腕があたしの腕を引き離そうとする。