ーー暗く明かりのないリビングで記憶を辿ってた。苦くて苦しい思い出。



テレビを付けて、ボーッとする。


気づけば夜中の2時になってた。
ソウタが心配で、冷えピタを替えようと冷えピタを持ってソウタの部屋に入ると苦しそうな寝息が聞こえてくる。



顔も赤くて、うっすら汗をかいて。熱も上がってるみたいだった。



薬飲ませなきゃ。そう思って、ソウタの肩を軽く揺らして「ソウタ、薬飲もうよ時間空けてるからもう飲んで大丈夫だからさ」そう声を掛けると苦しそうに微妙に顔を歪めただけだった。



薬と水を持ってソウタの部屋に入ると壁にもたれて苦しそうにしてるソウタがいた。