「え、一斗?!」 「偶然一緒のホテルだったんだねぇ。 運命感じちゃうなぁー!」 「そう??」 「うんっ! で、決まった??飲み物?」 「あ、ごめん。急いで買う」 適当におすすめされたオレンジを買って 集合場所に戻ろうとしたら、 「俺のおすすめ買ってくれるなんて嬉しいなぁー。じゃあおれもそれにしよぉーっと」 そんな声が後ろから聞こえてきたけど、 急ぐ気持ちの方が先にきて 気にもとめてなかった。