だいぶ涙がおさまってきて、
落ち着いて話せるようになってきた。
「まあ別に何があったかなんて聞きませんがねえ、どうせ将季とのトラブルでしょう??」
こくんっと首を縦に振る。
「僕は将季としっかり話した方がいいと思いますけどね、多分勘違いでしょうし」
「勘違いじゃないもん!だって女の人が将季くんの腕に絡めてたんだもん」
「へえ。で、何だっていうんですか。
別に将季は女の人に腕を絡めあってはいなかったんでしょう。どうせ、女の一方的な愛ですよ。顔にやられて一目惚れじゃないんですか」
「将季くんはかっこいいけど…」
「まあ何事も話してみるのが一番ですよ。
ほら、呼んどきましたからそこに」
くるっと公園の入り口をみるとそこには、
将季くんが立っていた。


