家にすぐ帰りたい気持ちもあったけれど、 一人じゃ嫌だと言う思いが大きくて首を横に振った。 「めんどくさいですねえ。まあいいでしょう。 そこの公園入りません?」 「…うん。」 普段は意地悪ばっか言ってくる本目くんだけれども、今日だけは私のペースに合わせて公園まで歩いてくれた。 「ほら、そこ座りません?」 「ありがとう…」