『違うわ。彩果に事故が起きてなくて良かったし、別に俺はいつまでも待ってるからゆっくり来な』 「うん!分かった、ありがとう」 良かった… これで私が電話してなくて1時間、2時間遅れたら絶対許してくれなそうだもん。 やっぱり正直に言うのがいいんだね。 「行ってきます」 もう誰もいない家の中の方に向かって言い、 家を出た。